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麻生 歯科

Wisdom teeth treatment

​親知らず

親知らずとは

私たちの口の中には、上に16本、下に16本、

合計32本の永久歯が存在しています。

そのうち上下左右の一番奥に生えてくる4本の永久歯が

『親知らず』です。
親知らずを除いた28本の永久歯は、

およそ15歳前後ですべて生えそろいます。
しかし最後の4本だけ生えそろうのが18~20歳頃と遅いため、

「親に知られることなく生えてくる歯」という意味で『親知らず』と名付けられたようです。

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親知らず、抜く?抜かない?

上下がしっかり咬んでいる・骨に完全に埋まっている親知らずは抜かなくてもOK

歯を抜くか抜かないかの基準の1つは「その歯が本来の機能をしっかり果たしているか」という点です。
したがって親知らずも上下の歯が真っ直ぐに生え、しっかり咬みあっているのであれば抜く必要はありません。

​抜いた方が良いケース

1.親知らず周囲の歯茎の腫れを繰り返す場合

親知らずが中途半端に生えて清掃が難しい部位があると、智歯周囲炎を起こす可能性があります。

一度智歯周囲炎を起こすと、症状が治まった後も細菌感染が残るため腫れを繰り返すようになります。

智歯周囲炎を繰り返すと、隣の歯を支えている骨が溶けるなどの悪影響も生じます。

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2.親知らずが虫歯になってしまった場合

親知らずは一番奥の歯なので治療器具が届くように口を大きく開けてもらう必要があり、

治療が大変なことが多いです。

また、手入れが困難な部位のため、治療しても再び虫歯になる可能性があります。

このため、親知らずが虫歯になった場合はあえて治療をせずに抜いてしまった方が良い場合があります。

3.親知らずが原因で手前の歯が虫歯になってしまった場合

親知らずが原因で手前の第2大臼歯に虫歯が発症してしまった場合、第2大臼歯の治療のために親知らずを抜く必要があると言えます。

親知らずが悪影響を与えている状況をそのまま放置すると、第2大臼歯の状態が悪くなりすぎて保存不可能になる危険性があります。

4.親知らずが歯並びに影響を与えている場合

親知らずが横向きになっている場合、手前の歯に後ろから押すような力がかかります。

親知らずが手前の歯を強く押くことによって、歯並びが悪くなってしまうことがあります。

5.噛んだ時に親知らずが歯茎や頬の粘膜を傷つける場合

歯は噛み合う相手がいないとどんどん伸びていきます。

歯が伸びると向かいの歯茎や頬の粘膜に接触するようになり、痛みを引き起こすようになります。

治療の流れ

​1.

​事前診察

まずお口の中と、レントゲン写真で状態を確認します。

CT撮影を行うこともあります。

しっかりとご説明させていただき、

安全に、できるだけ侵襲の少ない方法を考え、抜歯当日に備えます。

術前に歯石除去をしたり、

炎症があるとき抗生剤で細菌の数を減らしたりすることにより、

抜歯時や抜歯後に、

できる限り細菌の少ない状態とすることで、

抜歯後の痛み・腫れ・感染防止を最小限に抑えることができます。

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​2.

手術当日

当日体調に問題がないことを確認してください。

事前に抗生物質をもらった場合は指示通りに内服してください。

来院後、受付で検温と血圧測定をさせていただきます。

3.

抜歯部位確認

麻酔開始前に、手術部位に間違いがないか、口腔内、エックス線の確認と紹介状や同意書との照合を複数のスタッフで行います。

4.

麻 酔

痛みを最小限にするために表面麻酔後に電動麻酔器による注射を行います。

ご希望によっては不安や恐怖心を薄れさせる笑気麻酔・静脈内鎮静麻酔なども併用いたします。

5.

抜 歯

親知らずが完全に出ていない場合は切開して親知らずを確認、状況により必要な箇所の骨を削ります。

次に歯冠部を分割して抜去します。場合により歯根部も分割することがあります。

6.

洗 浄・縫 合

歯肉を開いた箇所を洗浄し、止血剤や傷の治りを促進する材料(保険診療では使用できないものも含む)を充填いたします

その後歯肉を縫合します。

7.

術 後

ガーゼを噛んでもらいながら術後の説明、処方薬の説明を行います。止血を確認し終了となります。

8.

消 毒

必要に応じ、術後1日目~2日目に傷口の消毒を行います。

9.

抜 糸

約1~2週間後に縫合部の抜糸を行います。抜糸箇所周辺に問題が見られなければ完了です。

親知らず抜歯のリスク・副作用について

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抜いてから4日間は、腫れます。通常の状態に戻るには、約7~10日間かかります。

抜歯後に腫れる期間を考慮したスケジュールを立てて、ご予約ください。

抜歯後2~3日間は唾液に血が混ざります。会議や発表、イベントなどがある場合は予約をお控えください。

抜歯後ドライソケットなどで痛みが続く場合があります。

ドライソケットになった場合は治るのに10~14日間かかります。

※抜歯した部分が血餅(固まり始めた血液)でふさがれずに骨の部分が露出してしまい、激しく痛むことをドライソケットといいます。

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